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Early Summer in Edmonton, Alberta, CANADA 🇨🇦

カナダ,エドモントンの夏旅 2019

· Edmonton,Alberta,Canada,Banff,Norquay

カナダ、エドモントンに行ってきました🇨🇦

カナダでは2006年から同性婚が認められているんだよね🌈

さあ、どんなところかな、とワクワクしながらの成田 → バンクーバ → エドモントンのフライト

着いた先は、広々とした、初夏のあたたかい日差しと爽やかな空気の街、エドモントン、アルバータ大学 (University of Alberta) ↓

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出張の目的であった会議の行われた建物。建物までの芝生とその上の一本道も心和ませてくれる。

今は夏休み中でわりと静か、カフェテリアも夕方には閉まってしまう。でも昼間はけっこう学生や研究者、そして先生たちがいた。ここの夏休みは長く、5月〜9月らしい。で、それ以外ではクリスマス+ニューイヤーのお休みで、長い休みがどどっとある感じ。メリットデメリットあるけど、まとまった時間が取れそうで、それはそれで良い感じ。

今回行ったのは、アルバータ州の一番大きい都市、Edmonton(エドモントン)、カナダの西側に位置します。バンクーバーからは1時間半くらいのフライトの場所。

カナダは土地が広いのに対し人口はとても少なく、人口密度は、3.67/km(日本は333/km)しかも今回行ったのは首都でもないため、街中は本当にすいていた。ダウンタウンも、休日はほとんどのお店が閉まっていて、人はどこにいるのだろう。。と考えてしまった。でも、お店が閉まるということは、働いている人も休んでいるわけで、改めて日本(アジアの大部分の国も含め)は働きすぎだなあ、と思ってしまった。休日はみな公園や家、郊外や山・川でリラックスしているそうです。それもそのはず、エドモントン(だけではないと思うが)は都市であるにもかかわらず自然がいっぱい!私は、自分の分野の国際会議があって、それがアルバータ大学で行われたのだけれど、泊まっているところから自転車で毎日大学まで、川辺のサイクリングロードを通ってかよっていた。以下の写真の緑の部分がそのサイクリングロードのある川辺です。この写真から、ここがCityだなんて信じられないですよね。この先にはゴルフ場、そして動物園もあって、本当に自然に囲まれた心休まるところでした。

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一週間、雨・雷をともにした相棒と川辺のサイクリングロード

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こんな広いところなので、人々の心もとってもおおらか。海外に行くといつもこんな印象を受けるのだけれど、とにかく困っているといろんな人が声をかけてきてくれる。それに、知らない人同士でも、通りがかりの人の顔を見てにっこりしてあいさつをする。スーパーやカフェ、レストランなどのお店に行っても、マニュアルがなければ生きていけない日本のような対応をされない(もちろんいい意味で)。日本はサービスが良いけれど、何か大切なことを忘れてしまっているような気がする。こっちでは、バスでもケータイで話すことを禁止したり、異様に静かにしなければいけないという暗黙なルールのようなものもなくとっても気が楽。でも、席を必要とする人(そのときは乳母車の女の人が入ってきたんだけど)がきたらみんな一斉にすぐに立ち上がって席を譲る。「不必要なことはしないで、本当に必要なことは大事にする」これ、日本欠けていると思うな。不毛なことばかり気にして(バスの中でケータイで話してはダメとか必要のないルール)、本当に大事なこと、例えば困っている人に席をゆずるはあまりできていない、と私は思う。

日本には、もちろんとても親切な人もたくさんいるし、現にたくさんの優しい人とであっている。でも、やっぱりシャイなのかな、保守的なのかな、なんだか遠慮してしまっている部分が多い印象が、外に出てみると見えてくる。

会議が無事終了し(練習時間が足りなかったため、ちょっと心配していた自分のプレゼンもうまくいったので)さあ!いよいよ本番(出張が「本番」ではありません)!足を伸ばしエドモントンから400kmほど離れた、でもカナダでは近いという概念のBanff(バンフ)へ!BanffといえばCanadian rockies (カナディアン・ロッキー)!! 5000m級の山々が連なる、世界の登山家・ハイカーの憧れの地でもあるのです。

それはなんてったって、この眺め。しかもこれは危険と隣り合わせの険しい3000m〜5000mの山を登り終えてからの景色。この時の達成感は簡単な言葉では表せません。本物はこれよりも100倍も1000倍も美しく、感動します!

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バスの時間が微妙だったため、今回はレンタカーを借りて目的地までドライブ。5〜6時間の運転で、でもカナダは道が広く運転しやすい感じだったけれど、時間が長かったのもあって、まぁ、Banffについた時にはぐったり。。ちなみにこの次の日が、崖登り+綱渡りのハード+危険なハイキングでした。

あまりにも景色が良すぎて、ドライブ中、路肩にとめてワンショット!

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今回は、ここ → https://banffnorquay.com のツアーを予約し、ガイドについてトップまで登りました。いろんなコースのツアーがあるなか、一応、一番時間が長くて登りごたえのあるツアーを選んだんだけど、それでも普通は歩くんだって思うでしょ。でも、このハイキング、命がけハイキングなんです。

・・・・・・ 

まず、このような橋が4つあります。でもこれ、まだ楽な方です。

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そしてこれが4~5時間続きます。でもこれもまだマシな方です。

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本当にきつかったのは、斜面50度くらいの崖登り

→ もちろん /人 の状態で、人/ の状態ではない(説明がわかりにくいのだけれど、スラッシュが斜面で人が私で、上半身を倒す斜面50度ではなく、上半身を反っての斜面50度)のところをボルダリングするみたいに横に進んだり登ったりしたことでした。踏んでいたのは板なんかではなく、山にもともとついている石 (石の山なので)やボルダリングの時のようなちょこっと出た直径15cmくらいの足置き。こんなのがずっと続くハイキングでした。この一番きつかった部分は、命を落とさない!ことに精一杯で、写真はナシ。

 

※ 全て、足の下は 2000m〜2500m の世界、いちおう命綱はあるけど。

でも、こんなに苦労したハイキングだったからこそ、トップに着いた時の感動は素晴らしいものでした。

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この日登った Mt Norquay (ノーキー山) のトップからの眺め、2500mくらい。

想像以上のハードなハイキング、でも達成感がハンパないハイキング、降りている時にじわじわと筋肉痛が始まっていた。私、けっこう直後にくるので。でも、諦めずにトップまで登って本当に良かった!そんな達成感を感じながらハイキングスタートポイントまで下り、残りはロープウェーでMt Norquay をあとにしたのだった。が、17:00に山のふもとのゴールにたどり着いたあと、エドモントンまでの5時間のドライブが待ち構えていた。。カナダは今の時期22:00くらいまで明るいのだが...。

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エドモントンへのドライブ中にストーム+大雨。しかも外はすでに暗し。ドライブ好きな自分が初めて「もう運転イヤ〜」と感じた瞬間でした。

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エドモントンの宿(Banffに行く前に一週間ほど宿泊していた宿)に着いた時にはもうわが家に帰ってきたかのような気持ちで、とってもsweetな宿のオーナーのおばちゃんに抱きついてしまった。計10時間ほどのドライブに、6時間以上の命がけのハイキングの旅がよっぽど過酷だったのだろう。。でもとっても充実した旅で、心の底からまた行きたいと思っている。

こんな感じで、今回はふつうの旅でした。休日の人が少なくなっているダウンタウンで同性カップルを二組(男男と女女)を見かけました。二組とも手を繋いで歩いていて、やっぱり堂々としてて良いな、と思いつつ(私も日本でもどこでもけっこう堂々と手を繋いでいるのだが...)、おおらかなカナダをもっと、日本も、そしてアジアの国々も見習ってくれたら良いなと思ったのでした。